雪ぐにの巨大な青むし
作・絵 とだこうしろう
サイズ 23.5×20.5cm / 33ページ / 初版 2005年2月
対象年齢の目安 6歳くらいから / ISBN 4-924710-53-9
自然と人間社会の関わりを描く、戸田幸四郎の創作絵本。
鮮やかで大胆な筆致と、深い内容で読む者の心に深い印象を投げかけます。
舞台は山形県の尾花沢。スイカがたくさんとれる東北の山に突然、1匹の大きな青むしが現れます。どこから来たのか、なぜこの山にきたのか。誰にもわかりません。青むしを見た動物たち、そして人間たちは…!?
人間がどんなに進歩しても、自然の大きな力までは支配することはできないこと、地球上すべての生きものの命の尊さ、ともに生きていくことの大切さ…。まるで自然そのもののような存在の青むしが、私たちに大切なことを教えてくれます。
- 続けて、皆さんの感想を読む
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突然、山に現れた1匹の青むし。すごい勢いで緑を食べて、少し怖い感じがしました。
読んでいくと、青むしは自然からのメッセージだと思い、なるほどなぁと思いました。
子どもに自然と共に生きることの大切さを学んでほしいです。
(お子さんの年齢:5歳 / お母さまの声) -
あとがきに「自然との共生」とのことばがありましたが、まさにそれを考えさせてくれる絵本でした。
息子も「どうして青むしは何も言わないの?」など、色々な疑問を持ったようです。
人間も大きな自然の一部。それを忘れてはならないと感じました。
(お子さんの年齢:7歳 / お父さまの声) -
自然と共に生きることは、自然の強さや怖さも知らなければなりません。
そういうメッセージも感じさせる、読み応えのある絵本でした。
(お子さんの年齢:4歳 / お母さまの声)
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