カラス
作・絵 とだこうしろう
サイズ 23.5×20.5cm / 40ページ / 初版 2001年9月
対象年齢の目安 6歳くらいから / ISBN 978-4-924710-46-7
都会で大きな問題となっているカラス。その問題の本質を描いた、戸田幸四郎の創作絵本です。この絵本は、ある少女からの手紙がきっかけとなり誕生しました。
山を追われ、都会で生きるカラス。必死で生きようとするカラスとそれを見守る少女の姿を、版画調の美しい絵で綴った感動のおはなしです。街を汚すなど、嫌われるカラスですが、考えてみるとこれは人間の行いが生んだ問題なのです。少女の対等で優しいまなざしが、私たちが見落としがちな大切なことに気づかせてくれます。
「こんな絵本が欲しかった!」出版以来、感動のお便りが途切れることはありません。現代の社会問題を背景にした、新しい童話絵本です。
- 続けて、皆さんの感想を読む
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とても切なく、涙があふれそうになりながら読ませていただきました。
我が家にもカラスがやってきて、ゴミも荒らしていくのですが、なんだか愛おしくなりました。
絵本のカラスは目がとても印象的。「ぼくは わるもの?」と言う帯に書かれた言葉も考えさせられます。
子どもたちと一緒に、上手に動物たちと付き合っていきたいです。
(お子さんの年齢:9歳と6歳 / お母さまの声) -
シンプルなのに心に響く絵本です。読んだ後にため息が出てしまいました。
人間はもっと悪く登場してくるのかと思っていただけに、新鮮な驚きと感動を覚えました。
(30代 読者の声) -
私が住んでいる家の周りは、まだまだ自然が多いです。
夕方になると神社の杜へ帰るカラスの群れも多くいます。
この自然を子どもたちや次の世代へと残していかなくては、と感じました。
(お子さんの年齢:5歳 / お父さまの声) -
幼児にも見せられる、読んで聞かせられる環境教育につながる絵本でした。驚きと感動がありました。
私は小学校教員で、小学生にも読ませてもいいなと思います。
紙面いっぱいではない絵も良いと思いますし、最後の場面を読んで胸が震え、涙が湧いてしまいました。
(小学校先生の声) -
恥ずかしいのですが、本屋で読みながら涙がどんどん溢れてきました。
忘れていた優しい気持ちを思い出しました。どうもありがとうございます。
息子にも、こういう本をどんどん読んであげたいと思います。
(お子さんの年齢:1歳 / お父さまの声)
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