おいたてられた2匹のカエル
作・絵 とだこうしろう
サイズ 27.5×22cm / 34ページ / 初版 1996年9月
対象年齢の目安 6歳くらいから / ISBN 978-4-924710-41-2
カエルの視点から地球の環境を考えた、戸田幸四郎の創作絵本です。
池を追われた2匹のカエル。高速道路やゴルフ場。水たまりを求め、あらゆる場所に行ってみますが、安心できる居場所はありません。2匹の運命はどうなるのでしょうか…。
“にんげんのわがままを、うちゅうのかみさまは、どうみているだろうか”
この本の最後に残されている言葉です。自分たちだけの利便性を追求してきた人間への疑問と、これから考え行動すべきことを強く訴えます。
力強いタッチの絵と読みやすい文章で、大人から子どもまで広く読んで欲しい作品です。
- 続けて、皆さんの感想を読む
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自分たちの子ども(おたまじゃくし)が元気に泳ぐ姿を見ているお父さんカエルとお母さんカエル。
何気ない日常がとてもありがたく思え、私たちの住んでいる地球をとても大切に思えました。
(お子さんの年齢:5歳 / お母さまの声) -
カエルが2匹いるというところにこの絵本の良さがあると感じます。
都会と自然との違いもはっきり打ち出されていて、人間にとっての良い環境とは何かを考えさせられました。
(お子さんの年齢:7歳 / お母さまの声) -
胸を打たれました。人間の身勝手さが、地球上のちいさな生き物たちを壊しているという事実に。
子どもたちがいつまでも幸せに元気に暮らせる地球になるよう、私たち大人の責任は大きいと思います。
とても考えさせられる絵本です。
(お子さんの年齢:9歳 / お母さまの声) -
カエルが好きなのでなんとなく手に取りましたが、内容を読んで感動しました。子どもも喜んで見ていました。
カエルの絵も可愛くて、大変満足しております。
(お子さんの年齢:6歳 / お母さまの声)
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