牛女・うしおんな
作 小川未明 / 画 戸田幸四郎
サイズ 31×23cm / 34ページ / 初版 1988年8月
対象年齢の目安 8歳くらいから / ISBN 978-4-924710-27-6
原作の研ぎすまされた文章を独自の世界で大胆に表現した、戸田幸四郎の名作絵本シリーズ。壮大な雪国の自然を舞台に、ひとりの母の愛を追い続けます。
“愛”には色々な形がありますが、子を思う母の愛ほど純粋で尊いものはないでしょう。それは、時に哀しくすら、あります。小川未明の美しい文章が胸を打ちます。厳しい冬から緑豊かな季節まで、四季折々の情景はまるで画集のような美しさです。
しっとりとした感動が包む、情緒豊かな物語です。
- 続けて、皆さんの感想を読む
-
-
おばあちゃんが贈ってくれました。
暗い感じがして子どもたちは喜ぶか不安でしたが、読んであげるとじっくりと聞いていました。
まだ意味はすべてわかっていなくても、このお母さんの愛情や優しさを感じるようです。
(お子さんの年齢:6歳 / お母さまの声) -
私が小川未明の作品を好きなので、手に取りました。
息子にはまだ難しいかと思いましたが、自分で読んで欲しいと持ってきます。
東北を思わせる雪景色や春の景色を描いた絵が、本当に美しいです。
「愛」というものの大きさ、切なさを伝えるにふさわしい絵本だと思います。
(お子さんの年齢:5歳 / お父さまの声) -
「母が子を思う心」という点に魅かれて手にしました。
絵が素朴で温かい印象がするのが良かったです。
(お子さんの年齢:6歳 / お母さまの声) -
重いストーリーから始まりますが、主人公となる子どもの成長とともに絵のタッチも明るくなり、目にも嬉しくなります。
文章と絵が呼応している美しい作品だと思います。
(お子さんの年齢:8歳 / お母さまの声)
-