童謡画集1+CD

販売価格 3,080円(本体2,800円、税280円)
販売価格 税込 3,080円(本体2,800円、税280円)
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作・絵 とだこうしろう
ピアノ・編曲 小原孝 / 歌 川島由美
サイズ 22.5×21cm / 28ページ / 初版 2007年8月
CD1枚付き(10曲収録)
対象年齢の目安 8歳くらいから / ISBN 978-4-924710-58-0

今、日本では本当に色々な種類の音楽を簡単に聞くことが出来ます。ロックもいいし、ジャズもいい。日本のポップスもいいです。ラップもかっこいい。ボサノバの雰囲気も素敵だし、ポルトガルのファドなんて日本の演歌のようでもある。
だけど!!!
日本の昔の童謡、ちゃんと聞いたこと、ありますか?
すごく、グッときます。あらためて聞くと、とっても良いです。この作品、若い人たちにこそ、手にとって欲しい。聞いて欲しい。これはやはり、子どもたちに伝えていかなくてはいけない、というか、もったいない音楽だと思うのです。

この『童謡画集』は、美しく独創的な音と絵で、日本の童謡の世界を表現しました。古くても、新鮮。まだ知られていない童謡の真の魅力を耳と目の両方で、じっくりと味わうことができます。

日本の知育絵本の草分け的絵本作家・戸田幸四郎、クラシック界の人気ピアニスト・小原孝、実力派ソプラノ・川島由美。絵とピアノと歌声、3人のプロフェッショナルが、心血を注いで生まれたこの作品。曲の持つ世界観を独自の解釈で斬新感覚で描き下ろした絵、これまでの解釈にとらわれることなく表現した独自のピアノアレンジ、真っ正面から向き合った美しい歌声は、ユーモアや情念、悲哀などさまざまな世界を写し出し、単なる郷愁ではない新しく奥深い童謡の素晴らしさを伝えています。

古いから良いのではなく、良いものはいつの時代も良い。小さな子どもたちには難しい言葉使いもありますが、美しい日本語の響きは大人になっても心に生き続けるものです。世代を超えて楽しめる贅沢な作品です。

【収録曲】ふるさと・鯉のぼり・七つの子・おぼろ月夜・赤とんぼ・早春賦・この道・故郷の空・リンゴの唄・遠き山に日は落ちて

【あとがき】(全文)
 私が、童謡の画集を出版しようと思いついたのは、小さな街でコンサートを行っていた川島さんの童謡を聴いた時であった。
私はそれまで童謡は時たま口遊む程度で、取り立てて深く関心を持ってもいなかったが、故郷を離れて六十年も経って眠っていた幼い時代の五感が川島さんの歌唱力で甦ってきて、童謡の美しさに魅せられていったのである。
 何故、昔の童謡は美しいのだろう。先ず第一は、童謡だからといって作詞家はわかりやすくなどと、子どもにおもねることをしないからである。例えば『ふるさと』の歌詞は、「いかにいます父母 つつがなしやともがき」と大人でも難しい。ところがそれが美しくなっているのである。子どもの頃は訳もわからないまま唄っていたものだった。『鯉のぼり』の、いらかの波、を私は、いなかの波と、平気で唄っていたのである。然し大きくなるにつれ段々とわかってきて、一段と奥の深さに感動するのだった。
 私の絵もそうありたいと何時も思っている。
子どもに見せる絵だからといって、「カッワイイ」だけを狙った安易な考えで描いたとしたら、子どもに失礼である。
 この度の童謡画集も、大人から見ても味わい深いものになったのか、些か心配である。
 昔の童謡を聴くと心が和むという。それは単なる‘郷愁’や‘望郷’というだけのものではなく、豊かな自然を取り戻したい、と本能的に働くからではないだろうか。人間は豊かな自然なしでは生きられないということである。
 この『童謡画集』を制作するにあたって、情熱を傾けてくれたソプラノ歌手の川島由美さん、多忙な中を喜んでご協力いただき童謡画集のプロローグとエピローグまで作曲してくれたピアノの小原孝さん、そしてスタジオの皆さんに、深く感謝いたします。(戸田幸四郎)

続けて、皆さんの感想を読む
  • 孫と一緒に聴いています。
    とにかく、絵が素晴らしいですね。楽しくなったり、少し切なくなったり…。
    イメージが溢れてきて、昔の思い出まで蘇るようです。
    幼い子どもたちの情緒も豊かにする、とても贅沢な本だと思います。
    (お孫さんの年齢:5歳 / おばあさまの声)

  • おばあちゃんから娘へのプレゼント。
    最初は興味を示すか心配でしたが、音楽を流すと足をバタバタさせて喜んだり、スーッと眠ったりします。
    私も遠い記憶にしかなかった童謡のメロディーと歌詞の美しさにハッとすることも。
    絵もすごくモダンな感じがして素敵です。
    (お子さんの年齢:1歳 / お母さまの声)

  • 絵がとても素敵です。ありきたりの感じがなく、どれを見ても楽しくなります。
    「七つの子」「早春賦」どの絵も本当に見ているだけで楽しいです。
    そのうえ、歌とピアノまで聴けて贅沢。
    プロローグとエピローグもとても良いですね。
    (70代 読者の声)

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