1・2・3えほん
作・絵 とだこうしろう
サイズ 21×18.5cm / 28ページ / 初版 2002年11月
対象年齢の目安 1歳くらいから / ISBN 4-924710-48-2
1から12までを優しく伝える数のファーストブック。1982年に限定出版され、人気を博した作品の完全復刻版です。
一匹の犬がアリを発見。食い入るように見つめる表情を静かに追っていきます。1匹、2匹、3匹…。ぞろぞろと巣穴から列をなして出てくるアリ。見つめる犬は、好奇心いっぱいだったり、ちょっと驚いた様子だったり、次第に飽きてきてしまったり。徐々に変化する犬のユーモラスな表情は、まるで小さな子どもたちそのものです。
見開き左ページに記された大きな数字。右ページには増えていくアリと犬の絵が描かれ、数とイメージがぴたりと一致する構成です。文字こそ書かれていませんが、豊かな犬の表情を見ていると楽しいストーリーが浮かんでくることでしょう。
愛らしい犬の様子と柔らかな色彩は、見ているだけで優しい気持ちになります。親子で読むのにぴったりな、ほのぼのとした愛情に包まれた絵本です。
- 続けて、皆さんの感想を読む
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2歳になる息子が数字に興味を持つようになり、この本をとても気に入っています。
親から見ても犬の表情がとても可愛らしく、「覚えなきゃ!」と構えずに楽しく数に触れられると思いました。
(お子さんの年齢:2歳 / お母さまの声) -
絵に優しくさせる何かがあるようで、親子で楽しんでいます。
シンプルなのが良いです。
子どもに語りかけやすいし、数字のページもよく見ています。 (お子さんの年齢:1歳 / お母さまの声) -
蟻の大きさがとても良いですね。小さい子が集中して一つひとつ数えると思います。5匹で区切りがあるのも数えやすいです。
犬の表情から色々と空想が広がり、親子での対話がはずみます。
最後にあるグラフで数を示すページも、理解を助けてくれるのではないでしょうか。
(お子さんの年齢:3歳 / お父さまの声) -
アリさんが増えていくと同時に、刻々と変わる犬のちょっとトボけたような優しい表情が娘のハートをつかんだようです。
とにかく飽きずによく眺めています。
まだ数はよくわかっていないのですが、蟻を指で追ったり、犬に何かを話しかけて笑ったり。
想像力を広げる絵本としても、良いと思います。
(お子さんの年齢:1歳 / お母さまの声) -
何度も見ても飽きないし、子どもが小さい蟻を指さして、喜んで「ワンワン!」と声を出しています。
(お子さんの年齢:1歳 / お母さまの声)
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