6つの色
作・絵 とだこうしろう
サイズ 21×18cm / 44ページ / 初版 1985年7月
対象年齢の目安 3歳くらいから / ISBN 978-4-924710-21-4
色彩感覚は、幼児期の環境や体験が大きく影響すると言われています。しかし色彩の魅力を伝えることは、実はとても難しいことです。色そのものの美しい表現はもちろん、それをひきたてるのにふさわしいデザインが不可欠だからです。この『6つの色』は見事にそれを伝えています。
1匹のヘビが、赤・青・黄の3原色を飲み込むと…お腹から6つの色が次々とでてきます。余白を活かした大胆なレイアウト、極限までシンプルに描かれたヘビ。大人も唸る美しさです。
大人も美しい、と思うデザインであること。これは、戸田デザイン研究室がとても大切にしていることです。美しいと感じる心に、大人も子どももありません。そして本当に美しいものに触れてこそ、子どもたちの感覚は豊かになると私たちは考えています。
子どもたちが「この色キレイ!」「色って不思議でおもしろい!」と感じ、色彩に興味を持つ。すべてはそこから始まります。
- 続けて、皆さんの感想を読む
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この絵本を読んだ時、子どもの目がとても輝いたように見えました。
3原色とか難しいところから入るより、幼いうちから気軽に絵本で学べるっていいなぁと思います。
はじめての色の絵本として大変わかりやすく、また可愛くて素敵な絵本だと思います。
息子はこの絵本を読んでから色と絵に興味を持ち、近々美術教室に入る予定です。
(お子さんの年齢:5歳 / お母さまの声) -
「この色とこの色を混ぜると、何色になるの?」といつも聞いてくる子どものために買いましたが、大人から見ても、ここまできれいな絵本は珍しいのではないでしょうか。
色に関する本は他にもたくさんありますが、私はこの本が一番だと思っています。
(お子さんの年齢:3歳 / お母さまの声) -
「こどもの色彩感覚を育てる」と表紙に書いてあったので、いわゆる教材本かなと思っていたら、素直に楽しい絵本でした。
ヘビが色を飲みこんでそれを出す、というところがとても面白いらしく、子どもたちは大喜びです。
(お子さんの年齢:5歳と4歳 / お母さまの声) -
娘と一緒に読んでいます。
まだストーリーはわかっていませんが、きれいな色を見て指差しをしたり、声を出したりして反応しています。
特にヘビが色を食べておなかで合わさるページが好きなようです。
自分のおなかを指でぐるぐる〜っとして楽しんでいます。
(お子さんの年齢:1歳 / お母さまの声) -
ずっと読み聞かせをしてきましたが、この絵本を読んだ時、初めて笑顔を見せてくれました。 嬉しくて何度も読みました。
2歳になった今も大好きです。
(お子さんの年齢:2歳 / お母さまの声)
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