戸田デザイン研究室について

弊社の成り立ちや理念などは、公式ウェブサイトのコラムやnoteでも色々と発信しています。この採用ページでは、もう一歩踏み込んだ部分に絞ってお伝えしたいと思います。

【絵本を作ることが目的ではない】

戸田デザイン研究室は、絵本を作ることを目的にした会社ではありません。
弊社がモノを作る際に最初に考えるのは、何を伝えたいか。それを表現するのに一番適した手段が絵本であれば、絵本を作ります。カードの場合もあれば、木のおもちゃの場合もある。この考え方は創設からずっと変わっていません。

そして、私たちのモノづくりの根幹にあるのはデザイン。 私たちは、デザインには感性や考える力、ひいては人生そのものを豊かに耕していく力があると信じてきました。

この【デザインで人生を豊かにする】という理念の下、自分たちが何を伝えたいのかを念頭にモノづくりを進める。 これが戸田デザイン研究室のスタイルです。

【子ども、知育という概念に縛られない】

私たちがモノづくりを続ける理由。
それは、より良い社会を作り・残していくために、少しでも役に立ちたいからです。

私たちが考える良い社会とは、そこに暮らす人たちが自分の心と頭で物事を考え、より良い未来へと変えられる場であること。
そのためには一人ひとりが豊かな感覚と知性を蓄え、視野を広く持つことが重要です。 私たちがデザインにこだわり、新しい知識に触れるモノを作ってきた理由はここにあります。

そして、私たちの思いを形にできるなら、作るモノは何でも良いのです。 子どもに向けた知育というジャンルに固執するつもりもありません。
自由で広い視点を持ち、私たちだから伝えられることを愚直に求めることが大切だと考えています。

【会社を大きくするより、筋の通った仕事を】

戸田デザイン研究室が目指すのは、会社の規模を大きくすることではありません。
常に筋の通った仕事をすることが最も重要と考えています。

出版業界全体が次々と新刊を出して売上を作る中、弊社の新刊制作ペースは多い時で１年に１冊。 取引で重視するのは金額の大小ではなく、モノの心を大切に販売いただけるかどうか。
そうした姿勢を貫いてきました。

とは言え、会社ですから利益を生まなければ存続できません。 それには知恵を絞り、オリジナルの道を切り拓く覚悟が必要です。

頑固なやり方に感じるかもしれませんが、早くから書店以外の多様な販売先との取引をスタートし、ジャンルの異なる作り手たちとの共作が実現できたのは、芯のブレない仕事を続けてきた結果とも言えます。

★弊社の考えをより理解いただける記事です。
↓ ↓ ↓
・戸田デザイン研究室の「これまで、これから」
・今、改めて考える「戸田デザインが目指す知育とは？」
・戦後80年に寄せて。

戸田デザイン研究室の働き方

ではこうした考えがどのように仕事に反映されていくのか。どんな人物を求めているのか。
いくつかの重要なキーワードを軸にお伝えしていきます。

【自分から動く】

弊社は10人に満たない小さな会社です。
自分に任された仕事は、最後まで責任を持って完遂することは必須。それぞれが柔軟にフォローし合う姿勢も必要です。

大きな組織のように様々な研修がある訳ではありません。 しかし上司や共に働く仲間との距離も近く、疑問に思ったことはすぐに尋ねることが可能。 仕事全体を見渡す機会にも溢れています。

こうしたメリットを活かして、自分のやりたいことにどう近づいていくか？
受け身の仕事が向いているという方だと、キャリアを積み上げていくことは難しいでしょう。

【自分の頭で考える】

弊社の仕事は全て理念を土台にしています。
営業、事務、制作。どの職種においても、常に自分の仕事が会社の標榜するメッセージから外れていないかを考え続けねばなりません。
販売方法からお客さまからのお問い合わせ対応まで、全てです。
これが弊社で働く最大の難しさであり面白さです。

一朝一夕に叶うことではありません。
会社の核をしっかりと理解し、自分の仕事に照らして咀嚼を繰り返すという終わりのない作業です。
これを手間と厭わず、自分の頭で考え続けられる方をお待ちしています。

【今まで通りで良いことなんて、ひとつもない】

どんな職場にも改善の余地というものは生まれますが、進んでこれに着手する人は少ないものです。

しかし、弊社のような小さな会社では、改善の余地を見過ごすことは大きな損失。
「今まで通りで良いことなんて、ひとつもない。」は、もはや社内のスローガンです。

実際、改善は骨の折れる作業です。
自ら能動的に動かなければ実現は不可能。目的や関わる人、作業効率など様々な点を考慮する力も求められます。

弊社で最終的に自分のやりたい仕事をつかめるのは、こうした気構えと力のある人です。

【あえて、ルールは最小限に】

遅延証明書の提出も不要、研修レポートの提出も不要。 弊社は極めて社内ルールの少ない会社です。

根底にあるのは、スタッフへの信頼。
「わざわざこの会社を選んだということは、やらされ仕事ではないものを求めている。こんな細かなことまで管理されるのは不本意だろう。」
そうした仕事にあたる心構えへの信頼であり、期待です。

多くを管理・統制しないと回らないような職場づくりは、私たちの理念にそぐいません。
自分が与えられた信頼の意味を深く理解できる方と一緒に働きたいです。

【自分にしかできない仕事を】

弊社には小さな組織だから生み出せる、風通しの良さがあります。 同時に人数の多い会社なら気が付かれないこと・スルーしてもらえることも明るみに出ます。 さらに代表との距離も近い。

こうした環境では「上司が気に入るか・気に入らないか」という評価を軸に仕事をするということが起こりがち。 これは最も避けたいことです。

弊社が求めるものは、その人にしか出来ない仕事です。
助言を糧にして、他の誰も手が届かないパフォーマンスができる。 これくらいの強い気持ちで仕事に当たれる方を求めています。

【社会と仕事、社会と自分】

私たちは手にしてくださる方の感性、知性に密接に関わるモノを作り、売って利益を生んでいます。

どんな仕事に携わるにせよ、スタッフ一人ひとりが自分の感覚を豊かに研ぎ澄ますこと。
社会の動きに関心を持ち、自分の意見を持つことが求められます。

自分が美しいと感じるものの背景を知る。理不尽だと思う政治の仕組みを知る。
好奇心と学びの姿勢を持ち、たゆまぬ努力を続けねばなりません。

簡単なことではありませんが、こうした職場を面白いと感じる方であれば、得られるものは数多くあります。

代表 戸田靖から

弊社で働くからには、この会社で自分が何をしたいのか、ということがとても重要です。

営業であれ制作であれ事務であれ、労働条件や福利厚生を考えたら、もっと良い会社は山ほどあります。わざわざウチに来るからには、仕事を通してあなたがどんな世の中を作っていきたいか、それが一番重要なのです。

我々は仕事を通して少しでも世の中を変えていきたい。そのために有効な手段が絵本であれば絵本を作るし、玩具が必要であれば玩具を、ポスターが必要であればポスターをデザインします。そういう会社です。

「絵本が好きで絵本を出版するのが夢」「絵本に関わる仕事がしたい」ということであれば他の 出版社に行かれた方がその実現には近づくでしょう。

弊社にはあなたの取り組み方次第で、得られるものはたくさんあります。ビジネスのベースに なるロングセラー作品も多数あります。そして、無駄な会議もなければ、決裁を得るために何 日も待たされることもありません。

ただし、自分から動かなければ、何も用意はされていませ ん。ですので、決められた仕事を受動的にこなしていくのが向いている方は、システムがきち んと出来上がっている会社に行かれた方が良いです。

私は、今よりも少しでも良い社会、良い世界を、次の世代に残していきたいと思っています。
そのために少しでも良い仕事をしたい。弊社には会社の理念があります。そこに共感できる方 とは一緒に仕事ができます。

自分の仕事で世の中を変えていきたいという志のある方、あなた の参加をお待ちしています。

＞＞戸田デザインの行動指針

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